続・昔からあるものを食べよう【お米編】
【これまでのお話】
ご飯をお腹いっぱい食べようものなら、さっきまでニコニコしていたのが急にドーンと暗い表情になる夫。
一瞬にしてその日の計画が台無しに・・・・(汗
お米自体に問題がありそうだということがわかり、「朝日米」を食べてみたところ、調子が良いではありませんか♪♪♪
嬉しい限りです!(^^)!
その後、いろいろ検索しているうちに、結構あるんです、朝日米やささにしきを扱っているショップさんたち。
今日は得に、とあるショップさんの情報が為になったのでメモしておこうと思います。
戦後、大きく品種改良されてしまったお米
戦後、1970年代に大きなお米の品種改良が行われたようですが、1979年、強い甘味と粘りが特徴のこしひかり系が作付け面積1位になったそうです。
しかし、お米作りをしている方たちの目線はというと・・
コシヒカリであっても農薬や肥料を使用せずに自然栽培で育て
さらに自家採種を続けていくと
あっさりしたお米に変化してきます。つまり、昔ながらの自然栽培で育てれば、
あっさりしたお米になっていくのが自然体のお米だと感じています。
ということなんです。
そうなると、本来のお米は「ササニシキ」とか「朝日」のようにアッサリした穀物だということになります。それがお米自体の特徴なんですね。
強い甘味と粘りを維持するためにどんな品種改良がされたのかは専門家ではないのでわかりませんが、とにかく「不自然」なものになってしまったわけですよね。
品種改良についてはこんなふうに説明されていました。
大きな転換期は、戦後にあると考えています。
明治時代以降に農薬・肥料の技術が入り込み
戦後、1952年(昭和27年)頃には、病害虫対策を目的として
水田にも農薬の使用が開始されました。その後、
農薬も多種類使用され、
化学肥料も多種類使用され、
いつしか65年前に始まった農薬・化学肥料使用の農法が
当たり前の農法となり、慣行農法と呼ぶようになりました。同時に
食品では、保存性、食味性や外観性等を良くするため
多種多様な添加物を使用し、
食本来が持つ「命を養う」という目的から外れて
徐々に食の在り方が乱れてきたように感じます。
害虫対策という目的ですが、結果としてじわじわ人間に害が及んでしまっているとは悲しいことです。
小麦の品種改良も、害虫対策でした。天候や害虫被害によって起こる飢きんをふせぐため(それも表向きで、実は大量にできた小麦と小麦製品を世界各国に広めたいという商業主義が本当の目的という話もあります)という一見すばらしい目的に見えますが、結局人間の身体をむしばむ食べ物になってしまいました。
わたしたちは、わたしたちが食べるものでできています。
もっと自然なものを食べたいですね。
江戸時代に学ぶ、健康的なお米
記録によると、
江戸時代の人が一日に5合のお米(穀物)を食べていた
ということです。
あっさりしたお米だからこそ、そんなに沢山食べることができたというのもうなずけますね。
200年前の江戸時代、化学肥料も使われておらず、有機物も今ほど大量に使われていなかったわけです。一般的に使われていたのは、刈草、草木灰、厩肥(自家用家畜の)、時に地域の人糞尿でした。その環境で自然に育てられたお米は、あっさり系だったんですね。
日本人は古来から「一汁一菜」だったと言われていますが、本当に玄米を「完全食」としておなかいっぱい食べていたんでしょうね。
味噌も「パワーフード」として知られていますから、最高の組み合わせということになります。
日本人が粗食でも、健康でハードな農作業をこなせていた理由が理解できます。
もっと体が喜ぶ食べ物を!
最近はやたらと「ふわっ」と「モッチリ」、「こく」があって「甘味」があるものがもてはやされています。果物にまで「糖度○○%!」なんて書かれています。
血糖値スパイクの家族を持っていると、「ぞっ」としちゃいます。
「気持ち良くて幸せなのは一瞬」なんですから。
わたしもその一人ですが、代謝の良いのか、まだまだ糖質を受け入れる余裕が残されているのか、まだつらい症状は出ていない方も多いかもしれません。
でも、うっかりすると、いずれ何らかの仕方で「糖質過多」になってしまう危険がぜったいにあると思うんです。この世の中では。
そうならないためにも、ちょっと面倒ですが、良く考えて、より自然な食べ物・より体が本当に喜ぶ食べ物を選んでいきたいです。
次は、こちらのショップから購入させていただこうかな~と考え中です。
自然栽培米ササニシキ-【世界農業遺産】大分県国東半島より直送します